2004年8月16日月曜日

京都・五山の送り火

京都は「大文字焼き」とは言いません(2004,08,16)

 昨日は夕方、京阪電車に飛び乗って出町柳へ直行して「五山の送り火」を見てきた。近頃では箱根三島をはじめとして全国各地でひらかれている「大文字焼」も、やはり京都で見る「大」が一番美しい。

 毎年、この送り火の点火を待っていると陽の暮れるのが早くなったのが良くわかって夏も終わりが近いことが実感されるのだが、京都の年中行事というのは、この送り火に限らず季節の移り変わりを上手く取り込んだものが実に多いと思う。やはり千年の歴史はダテじゃない。

 去年の写真がブレブレだったこともあって今年も出町柳の三角州を少し下った鴨川河川敷で大文字だけをじっくり楽しむことにした。ただ、このあたりは少し場所を移せば「妙法」と「舟形」もよく見えることもあり、大文字の火勢が少し衰え始めたとたん周囲で見物していた人たちはこぞって北へと移動を開始。あっという間に周りはいちゃつくカップルばかりになってしまったけれど、大文字の燃え尽きるのをしっかり見届けましたよん(笑) 来年は舟形あたりを至近距離で見てみたいけど、果たしてどうなりますかな。