2005年7月22日金曜日

チャングムの誓い

BSでアンコール放送されている「宮廷女官・チャングムの誓い」をビデオに撮ってみているんだが、確かに評判の良い番組だけあって冬のソナタあたりと比べると遙かに出来は良いと思う。終了間際にピンチ度がピークに達する割には次回の初っぱなで、あっさり解決してしまうなんてパターン化された作りは正に水戸黄門のアチラ版といった感じだし、これでもかと言うくらい次々と出てくる豪勢な食材などウケ所のツボもしっかり押さえられている。

 ただ、基本的にドロドロした粘っこい話だけあって、一週間分まとめて見たところで、そろそろ「ごちそうさま」かなあ? 水戸黄門の場合、一回の放送で話が完結しているぶん、いわゆる「悪者」が週替わりで変ってくれるという気安さがあるのだが(かと言って見ている訳ではない)、こちらの場合、味方(正義)と敵(悪者)がしっかり固定化されていて、しかも回を重ねるごとに悪者側が、より一層あくどくなっていくという設定は、どうにもしんどすぎるのだ(その分、チャングムの賢さとけなげさが、より際だっていくのだが)。
 もっとも、これはまとめて見るにはヘビーすぎるというだけで、週に一話ずつ、最初からきちんと見てたら、もう少し印象は違っていたかもしれないとは思っております。

・写真: 大阪城の見所(1) 精巧な石垣
         (2005,07,18)*クリックで拡大