2005年12月13日火曜日

耐震強度偽造問題

耐震強度偽造問題、確かに大変な問題なんだが、そうかと言って事件に絡む人は皆「悪者」的に伝えてしまうマスコミの姿勢にはちょっと違和感ありかも。てか、現実の仕事って程度の差はあるにせよ、ライバルとのコスト競争しながら常に綱渡りって面があるわけで、そんなこんなを思い合わせると「このコストで収まらないなら他にまわすよ」なんて言われてる場面は容易に想像出来ちゃうのだ。まあ、それだけに姉歯さんに対しては余計に同情出来ないっ面、あるんだけど。

 でも今回一番強く感じるのは日本というのは本当にいい国だということかな。こんな詐欺まがいの事件で国家が個人の権利を守るために手をさしのべるといった事例は歴史的、社会的に見ても稀な事なんじゃないだろうか。細かい事を突っ込めばキリはないけど、こういう感覚も割と大切なんじゃないかと思うのですが。願わくは不公平感が広がらないように上手く処理してほしいですね。

・写真:今年も登場『光のカッサ・アルモニカ』
     (神戸ルミナリエ2005,12,09) *クリックで拡大